2023年7月6日木曜日

サリヤ S8-2について ファーストインプレッション

サリヤ様のスチカンが強化されました!


Steam Cannon(S8-2)

攻撃:適正間合3-7、1/1

燃焼

全力化 - 【常時】 この攻撃は距離拡大近1と距離拡大遠1を得る。

【攻撃後】 全力化していないならば、あなたの燃焼済みの桜花結晶を2つ回復させる

引用元:シーズン8→8ー2カード更新 | 桜降る代に小噺を (bakafire.main.jp)



サリヤに強化が来たのは驚きました。完全戦の環境においてサリヤのパワー不足は間違いないと思ってはいましたが、過去に活躍した期間も長かったため、服役中強化は見送りだと思っていたからです。


カード更新の内容はS6-1のユキヒほどの超絶強化ではありませんでした。しかしながら、新しいSteam Cannonはサリヤの構築幅・可能性を広げてくれる非常に面白い・いぶし銀なカードであると感じています。

使っていく中で、今後印象は変わることになるかとは思いますが、せっかくなんでファーストインプレッションも残しておこうと思い、久しぶりにブログを書いてみました。









・燃料を回復させる選択肢が増えたことで、サリヤの構築・プレイングの自由度が高まった。最近のサリヤは、燃料管理に振り回されがちで、カードを有効に使用できないタイミングが増えているようが気ていたが、新しいSteam Cannonはこの弱点をある程度は解決するカードになったように思う。

    (a) YAKSHAの燃料が足りない問題 → 相手が燃料切れまで受けきる選択を選びにくくなった。

    (b) 黒箱を採用しない時に燃焼計画がかなり限られる → Omega BurstやRoaringに頼らずともそこおそこの燃料を確保できる。

      (c) 燃料の都合で攻撃しにくい。でもテンポ失うをRoaring回復は使用したくない →  1/1でテンポロスなく燃料回復。攻撃を継続できる

    (d) Turbo Switchの燃料消費が重たい → 新型ほどではないが、何度も使用しやすくなった。

などなどなど。燃料計画で考えることが非常に増えた。サリヤを「眼前構築と型の多様性が楽しいメガミ」だと思っていたので、無限に広がる新しい世界は楽しみでしかない。


・非全力時の燃料回復は強制効果であるため、燃料を早く燃やすカードとしての運用はちょっと難しい。Steam Cannonを燃料調整できるカードとして使用できるようになったため、Roaring, Steam Cannon, Turbo Switchから箱を開ける選択肢は取りやすくなった。


・YAKSHAは箱が燃料切れが起きにくくなり、微妙に強化された。ただ、所詮は1APで2/1を飛ばすだけの能力。令和のスタッツではない。オーラ回復能力が高い相手をぶち壊すほどの火力はない。


・GARUDAはかなり強化されたと感じる。遠距離で少しだけのダストを作りながらTurbo Switchを構える燃料を確保できる手段を手に入れたのは相当にすごい。本当にすごい。サリヤは陽キャビートダウンを辞めて陰キャ引きこもりマンになったのかもしれない。


・NAGAはたぶん影響なし。


・確かに打点は上がってるけど、まだ見ぬ新メガミのパワーカードに勝てる性能はしていないと思う。特にゴリゴリのゴリラと殴り合って勝てるほどの火力はしていないはず。


・サリヤの構築幅が広がったことで、「研究量によるアドバンテージ」をより出しやすくなったと感じる。強度が足りていなくてもリテラシーさでひき潰す覚悟を持った選択ができるかもしれない。


・得意なゲームレンジは変わっていない。アグロが強化された訳ではないので、ゲームスピードが早い完全戦の立ち位置はそこまで良いものではないように思う。ただし、Turbo Switchが環境に刺さっている場合はTurbo Switchの出張要因としてお呼ばれされる可能性があるかもしれない。


・起源戦はそこそこやれる性能はしてると思う。


(起源戦で興味のある組み合わせ)

・騎爪 → ゲージを上げられるカードが1枚増えたのが非常にうれしい。風雷撃の強化も相まって、様々な構築を試してみたい組み合わせ

・騎薙 → 遠距離火力としてSteam Cannonを採用できるようになったのが大きい。特に遠距離型の構築が強化された。

・騎衣 → ダストロックを令和キ世代に教えてやれ。Stunt、魚吊りでわくわくしよう!

・銃騎 → なんかすごいぞ!前型も後型も強化されてる。

・毒騎 → 首切りが非常に強くなったおかげでテンポデッキの性能が爆上がり!Steam CannonのおかげでYAKSHAに変形後の動きが非常にやりやすく。

・忍騎 → Steam Cannonがテンポカードとしていい味を出すようになったと思う。誘導とシナジーで自然に採用できたSteam Cannonの使用幅が広がったのは好印象。虚魚強化もえらい。YAKSHA連撃で伏せた設置札を有効に使用できる手段を確保できたので、忍騎の弱点であったリーサル性能の低さがある程度改善されているように思う。

・騎橇 → 1/1Steam Cannonで空いたオーラをウパで埋めてあげたり、霜の茨からのSteam Cannon4/4! Steam Cannonのおいしいところを体感したいなら間違いなくこのデッキ!

・騎面 → 終幕しかないけれど、たまゆら強化とSteam Cannonのおかげで終幕目線での構想を進めやすくなったと感じている。