2021年4月7日水曜日

七草にちか プロデュース 感想

 1.はじめに

 2021年4月5日、アイドルマスターシャイニーカラーズに新アイドル「七草にちか」が登場した。事務員であるはづきの妹、予告動画を見る限りはちょっとお調子者のようなかわいらしいキャラクターでPの皆はわくわくしてその実装を待っていたはずである。

 昨年5月からシャニマスに触れた私にとって、事前情報のない初見プロデュースは完全に初めての経験であり、とても楽しいゲーム体験だった。メモ帳を封印し、にちかとのコミュニケーションがうまくとれない中でW.I.N.G.優勝を目指すのはまさにアドベンチャーゲームを遊ぶ感覚であり、非常に面白かった。

 また、七草はづきの妹であるということと、過去のイベントストーリを複線にしいたシナリオに関しても非常に面白く、W.I.N.G敗退コミュ、優勝コミュどちらも非常に読み応えのあるものだった。

 高まる気持ちが収まらないうちに、感想をメモ書きとして残しておく。

 (以後は感想文のため、七草にちかW.I.N.G.編、その他クリスマスイベストのネタバレを含む。また、あくまで個人の感想であり、シナリオやイベストの読み飛ばしによる誤認や解釈違いが含まれる可能性はある。)








2.にちかにとって、W.I.N.G.はアイドルになるためのオーディションである

 にちかは「研修生」という形で283プロに属し、W.I.N.G.を目指す。仕事に関するコミュはなく、「お仕事」や「オーディション」以外の仕事は積極的にしていないのだろうと思われる。にちかがアイドルを続けるために姉はづきが課した条件が「W.I.N.G優勝」であり、にちかはその条件を満たすこと(=アイドルになることを家族に認めてもらう)をモチベーションにW.I.N.G.優勝を目指す。

 この構成が他のアイドルと大きく違うところで、にちかのシナリオをより尖ったものにしている。だいたいのアイドルにとって、W.I.N.G.はトップアイドルを目指す過程で挑む新人戦のようなものとして描かれている。優勝コミュでは嬉しさが、敗退コミュでは悔しさが中心に描かれるが、どちらのエンディングでも「明日からも二人三脚でトップアイドルを目指していこう!」っていう前向きに締められる傾向が強い。

 しかしにちかは違う。にちかはW.I.N.G.の敗退を自身がアイドルになる道が閉ざされることだと考えている。大人であるPが「失敗しても大丈夫だよ(意訳)」って言っても聞く耳を持たない。30過ぎたオッサンとしては、Pの言葉に寄り添いたい一方で、かつて通ってきた道としてにちかの気持ちもとてもわかる。見ていて元気をもらえるようなやり取りではなかったが、非常に心を揺さぶられるやりとりであった。


 また、正式なアイドルになっていないにちかは、アイドルとしての魅力に欠ける女の子として描かれている。シナリオ中では、憧れのアイドルの模倣するだけの存在として描かれ続け、優勝後にようやくそれから抜け出し、自分の道を歩むための準備ができつつあることが示唆される。W.I.N.Gを通してにちかは確かに成長したが(スタート地点が後ろだった分)、成長後の到達点も他のアイドルと比べて遅れをとっている。にちかはW.I.N.G優勝後に初めて他の(大半の)アイドルがW.I.N.G.1週目にできていたであろうスタート地点に立てたのだ。だからWにちかの魅力やアイドルとしての才能は今後のシナリオで見えてくるものだと思っている。Pとして、にちかの成長が今から楽しみでならない。にちかを幸せにするための仕事をさせてほしい。


 



3.反対するはづきさんの気持ちを思う

 W.I.N.G.終了後のコミュ、はづきさんと社長が出てくる部分が特別仕様になっていて、そこの部分が非常に心を揺さぶられる。すごい。

 まず、敗退コミュがすごい。敗退コミュのはづきさんのセリフは非常には強く心を揺さぶられた。精一杯努力してきた夢を諦めろと伝えるべきなのか、芽吹く可能性すら小さいと思われる夢にむかって頑張れと送り出すべきなのか。大切な家族を思うが故に答えのない2択に悩むはづきさんの言葉はとても重く、私の心に強く刻まれた。

 一方で優勝コミュのはづきさんの喜び方は非常に淡泊だという印象を受けた。私は敗退コミュの前に優勝コミュを見てすごく不思議に思った。「妹が優勝したのに抱き合って喜ぶようなことはしないのか。」と。しかし、敗退コミュを見てはづきさんの気持ちが少しわかった来たした。努力が報われて、優勝する実力を示したとしても、やっぱり妹のことが心配なのだと思った。はづきさんにとっては、優勝コミュも敗退コミュも何も変わらないのだ。約束を守ってアイドルの道を歩ませてあげることもはづきさんにとっては残酷な選択であったのだろうと思う。






4.既存のPがより楽しめる構成

 (これはにちかだけでなく、SHHis全体にいえることだと思われるが)社長やはづきさんのストーリーがシナリオに強くかかわってくる。なので、それらに触れられる過去のクリスマスコミュを見ておいた方がより楽しめるのは間違いない。

 また、今までずっとやってきた「新人アイドルを育成する」という体験を外す方向にシナリオ構成を持って行ったのも既存Pをより楽しませるための工夫なのかなぁと思う。
(もちろん、新規P置いてけぼりなわけでなく、単品で読んで十分に面白いシナリオにはなっている)






5.今後の展望 ユニットとしてみたときのにちか

 シャニマスのユニットは単なる集まりとして描かれていない。分かりやすいところでいえば、ストレイライト。知将・冬優子、天才・あさひ、内政官・愛依がそれぞれの強みを活かす絶妙なバランスでユニットを構築し、活躍している。 シャニマスのユニットは、「一人では絶対できないことも皆ならできる」ってことを実例として見せつけてくれることが素敵だと思っている。

 さて、話はにちかに戻る。にちかはアイドル経験者である美琴とユニットを組むわけだが、にちかがユニットに提供できる価値って何だろうか?私はW.I.N.G.編(やPiCNiC BASKET)のにちかからはそれを見出すことができなかった。W.I.N.G.編を通してアイドルになったにちかが今後のシナリオで自分の立ち位置を見つけてほしい。

 SHHisににちかあり。にちかの代役は誰にも務まらないと言わしめる存在に育ってくれることを切に願っている。






書いても書いても出てくる思い、これはにちかにやられたかもしれん。まだまだ書き足りないきがするけど、明日は美琴のプロデュースをするので、一旦ここで打ち止め。SHHisとしての関係性がみられるsRコミュが非常に楽しみ。

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