2023年3月9日木曜日

サリヤの構築パッケージ YAKSHAビートダウン・最小コンポーネント

 

■サリヤ側の構築

通常札:Burning Steam, Waving Edge, Roaring 
切札:Alpha-Edge, Omega Burst, Julia's Blackbox

画像;ふるよにコモンズ BakaFire、TOKIAME


入れ替え候補:
燃料消費が同じカード同士で入れ替えが可能。上記3枚の通常札が取り回しやすいとは思うが、他の燃料消費カードにも一定の主張はある。(BlackBox構築において、箱を開けるための燃料消費が想定通りにいかないことはそのまま負けにつながるため、取り回しやすさは重要である。)
Steam Cannon:1燃焼枠としてBurning Steamと入れ替え。上手くいけば変形までのテンポが取れるが、相手との折衝によっては、上手く使わせてもらえず、変形が遅れたり変形までの打点が不足したりする。Steam Cannonを撃ちたい場面を具体的に想像できない限りはBurning Steamを採用したほうがいい。
Turbo Switch:Waving EdgeやRoaringの2燃焼枠と入れ替えられる。相手ターン中にTurbo Switchで攻撃を捌きながら燃料を焼き切って返しのターンに変形へつながる動きはとても強力であるが、相手が攻撃を控えてターンを返してきた場合は自分の狙ったターンにBlack Boxを開けられなくなる。Turbo Switchを変形プランに組み込むのはリターンのためにリスクを取った選択である。




■構築コンセプト

サリヤの通常札を最小限にしてJulia's BlackBoxを採用するための構築。
Julia's BlackBoxは燃料を全て燃焼済にしないと効果を得られないカードである。カードの引き方に左右されず安定して変形するためには、
① 燃料消費カードを多く採用することで山札2巡目の引きムラを抑える
② マリガンで引きが安定する山札1巡目のうちに引いたカードだけで5燃料を消費する
のような対策がが考えられるが、この構築パッケージでは②による方法で変形までの燃料消費を安定化させている。
通常札に占めるサリヤのカードを減らせるため、(YAKSHAデッキの割には)相方の通常札を多めに採用できる。




■想定の対面

手札破壊や攻撃の打ち消し、山札破壊などによって燃料消費計画が妨害されないこと。
燃焼のために使用すべきカードで燃料を消費できなかった場合は、再構成後に燃料消費カードを引き直すまで燃料消費ができない。燃料消費カードが山札の底に沈んだ場合は3ターン程度変形が遅れ、変形後の強い動きを有効に活かせなくなってしまう。



■想定の相方

・サリヤのカードとBeta-Edgeだけでは打点が足りないため、相方は通常札(やメガミ特有のギミック)である程度の打点があることが望ましい。

・相方に採用したい通常札が多い

・相方の切札に採用したいものがない





■相方の構成

変形までに相手からの妨害を受けるとデッキコンセプトが崩壊するため、以下のカードがデッキに入っていると思われる相手にはこのパッケージは採用しない方がよい。

 ・(特に攻撃札への)手札破壊

 ・通常札の攻撃への打ち消し

 ・山札破壊




■主な燃料の使用プラン

マリガン:Burning Steam, Waving Edgeをボトムに。BlackBoxを使用するまで燃料消費カードを表で使用しないことは許されない。そのため、1~2ターン目で使えない燃料消費カードはデッキボトムに送っておく。


・1巡目の動き

(先手の場合)Burning Steam,Roaringを1巡目のどこかで使用する。相手が前進に協力してくれた場合はWaving Edgeも使用してもよい。Waving Edgeが1巡目に使用できなかった場合は、再構成後のターンに使用し、燃料を焼き切る。

(後手の場合)Burning Steam, Waving Edge, Roaringの3枚を使用し、1巡目で燃料を焼き切る。


・2巡目以降の動き

変形できるようになったらBlackBoxを使用し変形する。

再構成時に燃料消費カードを抱え込んだ場合は、4ターン目に使用し、5ターン目の変形を目指す。

変形後はBeta-Edge、Alpha-Edge、相方の攻撃札で相手のライフをリーサルラインまで押し込んでいく。相方の攻撃札を軸に攻撃を振っていけば、Omega-Burstの回復込みで打点が足りるはずだ。

変形後は燃料を焼き切ると基本動作ができなくなるため、以下の状況でない限りは燃料を燃やし切らない方がよい。

 ・燃料を使い切ることで勝ちが見込める場合。

 ・フレアを3以上持っており、次のターンに再構成(フレア+1)からのOmega-Burstが使用できること。次のターンの手札の引きによっては連撃でリーサルの可能性が見えていることが望ましい。

ゲームが長引きそうな場合はRoaring(両方の効果)で燃料1を回復させてもよい。Roaring(燃料3回復のみ)はリソース損がひどい上に過剰に回復した燃料がOmega-Burstの打消し範囲を狭めてしまうため、使用せずに立ち回ることが望ましい。




■構築例

騎鏡(サリヤO/ヤツハO)

Burning Steam/Waving Edge/Roaring/Shield Charge/星の爪/昏い咢/幻影歩法

Alpha-Edge/Omega-Burst/Julia's BlackBox

・Shield ChargeはBeta-Edgeや幻影歩法からも使用できる打点札として採用している。BlackBoxを開けるための燃料消費カードとしては上手く使えないことが多いため、基本的にはBurning Steam、Waving Edge、Roaringの3枚で5燃料を消費したほうがよい。

・星の爪やShield Charge→昏い咢の圧が大きく、間合2からのBata-Edgeがライフへ通り安い。


騎剣(サリヤO/カムヰO)

Burning Steam/Waving Edge/Roaring/紅刃/散花刃/四剣乱刃/棘縫い

Alpha-Edge/Omega-Burst/Julia's BlackBox

・カムヰは切り札性能が控えめである代わりに通常札の火力が抜群に良いので、この構築パッケージとかみ合わせが良い。

・この構築例では、先手でも3ターン目にWaving Edgeを使用し、4ターン目に形ができるように棘縫いを採用している。5ターン目の変形を許容するのであれば、棘縫いの枠は攻撃性能を持ったカードに差し替えるとよい。通常のデッキでは棘縫いはリーサル時に引きたくないカードであるが、YAKSHA構築ではBeta-Edgeのコストにできる。ゲーム中1度しか(場合によっては1度も)使わないカードを気軽に採用できるのがBlackBox構築(特にYAKSHA構築)を採用する大きなメリットである。




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