企業型DCは個人で利用する会社を選ぶこてきず、投資先もシステム運用会社に縁のある会社のファンドに投資することになる。SBI証券の投信マイレージもつかない分、SBI証券で最安のインデックスファンドに投資することに比べると、DCによる運用はランニングコストで劣後してしまう。
とはいえ、DCにもメリットはある。スイッチングができるのはNISAにはない協力なメリットである。NISAの枠を埋められる前提でいえば、非課税運用枠を増やすことにもつながる。
DC(IDECO)は新しいNISAに劣後するものと捉えるよりは、DCのメリットを上手く使えるような形で両者を併用することがお得であるように思う。
私が利用できるDCのインデックスファンドとSBI証券で利用できるインデックスファンドの実質コスト※1を比較したものが以下の表である。
表:運用コストの比較※2
| NISA/SBI | DC(※3) | 差分 | 評価 |
日経平均 | 0.10% | - | - | - |
先進国株 | 0.09% | 0.21% | 0.11% | 〇 |
新興国株 | 0.28% | 0.66% | 0.38% | × |
世界債券 | 0.12% | 0.21% | 0.09% | 〇 |
日本リート | 0.14% | 0.28% | 0.14% | 〇 |
先進国リート | 0.25% | 0.38% | 0.13% | 〇
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NISA/SBI には投信マイレージによるポイント還元を考慮する | | | |
投資可能なファンドの中に日経平均連動型のファンドがないことには驚いた。(日経平均と似た相関を示す)TOPIX連動型は取り扱いがあったので、こちらを使えということだろうと思うが、
また、(私の場合は)DCで新興国株に投資することは非効率であることが分かった。
DCでの積立比率をどうするかはこれから詰めていくつもりだが、日本株式・新興国株式を薄めに、残りを厚めに積み立てていくと思う。
※1 実質コストは過去の年次レポートからの推定値。
※2 執筆地点までに集めたデータで評価している。データ集め自体も時間をかけてゆっくりしているので、上の表の内容が最新の内容とは限らない。
※3 私の場合はこうだった。利用する会社によって、扱っているファンドは異なる。